RSS
    Admin
    Archives

    幸田村

    福岡の劇団HallBrothers・主宰幸田真洋の日記とか雑記とかいろいろ。

    プロフィール

    幸田真洋

    Author:幸田真洋
    劇団HallBrothers主宰・脚本・演出・役者。

    次回公演は10月末。
    劇団初の県外公演です!

    最新記事
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    最新コメント
    リンク
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QRコード
    Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
    2014.09
    23
    Category : 芝居
    『家中の栗』の本番が近づいてきました。
    僕も出演するので、そろそろセリフを覚えなければいけません。

    稽古では、僕は演出をしているので、代役に入ってもらって立ち位置を決めたり、動きを作ったりしています。
    やっぱり演出家にとって外から見てどう見えるか、というのが大事ですからね。
    まずはそこを決めてしまって、ある程度形ができてから、僕も中に入って演じる、という方法をとっています。

    当然、他の役者は何回も稽古を重ねているので、自然とセリフは入ってきているのですが、僕は外から見ているだけなので、まだちっとも入っていません。
    なので、これから覚えなければいけないのです。

    で、演劇をやったことない方からよく
    「セリフってどうやって覚えるんですか?」
    と聞かれるので、改めて自分がどうやってセリフを覚えているのか考えてみようと思います。

    一番、ラクに覚える方法は、何度も稽古することです。

    通常、演劇というのは

    本読み

    半立ち稽古

    立ち稽古

    通し稽古

    という順番で作っていきます。

    本読みとは、その名の通り本読みです。
    みんなで丸くなって(丸くならない場合もありますが)、声に出して台本を読む。
    ここでそれぞれのセリフのニュアンスとか、シーンの雰囲気とかテンポとかを掴んでいくわけですね。
    そして、何度か本読みを重ねていくと、だんだん全体像が頭に入ってきます。これが第一段階。

    次に半立ち稽古に移ります。
    半立ちとは、台本片手に立ち位置や動き、出入りを決めていく稽古です。まあ、設計図をもとにあれこれシュミレーションしてみる、というようなイメージでしょうか。
    この稽古を重ねていくと、実際自分の体も動かしていくわけですから、台本に書かれていることがより具体的に、立体的に立ち上がってくるわけですね。
    このあたりで、だんだんセリフが入ってきます。
    特に意識して覚えよう!としなくても、何度もシュミレーションしていると自然と入ってくるものです。

    そして、立ち稽古。
    これは台本を放して稽古をします。
    この稽古に入る前には家で覚えてくる、という作業が必要にはなります。
    しかし、半立ち稽古をしっかり重ねておくと、シーンのイメージが具体的に頭にあるので覚えやすい。英単語を覚えるのより、ぜんぜんラクです。
    で、立ち稽古の時には、プロンプといって、セリフを忘れた時に見ている人が代わりに言ってあげる、というようなこともやるので、そうこうしているとだんだんセリフが入ってきて、命がこもってくるわけですね。

    最後に通し稽古。
    最初から最後まで、止めずに通してお芝居をします。
    この稽古を繰り返して、セリフを、役を、完全に自分のものにしていくのです。

    以上の段階をしっかり踏まえていくと、労せずしてセリフは入ります。

    とはいえ、僕を含め劇作家というのは、なぜか台本を書き上げるのが遅いので、実際は上記のような十分な段階が取れない、なんてことも珍しくはないんですが…まあ、それはいいです。

    とにかく、きちんと段階を踏んでいけば、セリフ覚えにそう苦労はしない、ということですね。

    が、僕の場合は最初にも言ったように、最初のうちはずっと外から見てるだけで、立ち稽古の終わりくらいからしか中に入ってやらないので、セリフを覚えるという作業が必要になってきます。

    で、どうやって覚えるかというと…

    ここまで書いてきてなんですが、コツなんてものはありません。
    とにかく、口に出して言う、これだけです。

    台本をじっと眺めていてもちっとも頭に入ってきません。
    小学生の頃、漢字の書き取り帳というものがあったと思うんですが、漢字を覚えるためにひたすら書き取りをさせられましたよね?
    あれと同じで、とにかく自分の体を動かして覚えるしかない。
    つまり、ブツブツブツブツ、セリフを口に出すしかないのです。

    僕の場合は、まずは三四行を何度も声に出して言います。この時はまだ台本を見ながらです。
    で、何度か繰り返したら、台本を見ずにソラで言います。
    OKだったら、更に三四行を付け足して、また台本見ながらブツブツ言います。そして、ある程度繰り返したら台本を離して、ソラで言ってみる。で、OKであれば更に三四行付け足して…といった感じでだんだん増やしていくわけですね。
    なんたる地道な作業…!

    しかし、こうやって地道で根気のいる作業を繰り返してこそ、覚えるものです。

    台本をパッと見て、パッと覚えられるならいいですが、そんな人はほとんどいない。ごくまれに一二回読んだだけで覚えてしまう人もいますが、多くの人はそうではありません。
    何度も口に出して、つまり反復練習して初めて自分のものになる。
    野球選手が素振りをするのと同じように、試合で活躍するためには地道な努力が必要なのです。

    というわけで、昨晩あたりからブツブツと地道な努力を始めたのですが、奥さんから「うるさい」と一喝されてしまいました。



    …まあ、こういう抵抗にあいながらも、根気よく続けなければいけないということですね。


    さ、がんばろ。








    Comment

    非公開コメント

    感情をフラットにして、倍速で喋るといーよ。
    細かく言うといっぱいあるけど、手っ取り早いのはそれ〜。

    Re: タイトルなし

    >きり
    そっか。早速試してみるよ!