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    幸田村

    福岡の劇団HallBrothers・主宰幸田真洋の日記とか雑記とかいろいろ。

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    幸田真洋

    Author:幸田真洋
    劇団HallBrothers主宰・脚本・演出・役者。

    次回公演は10月末。
    劇団初の県外公演です!

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    2014.08
    05
    Category : 日記
    昨日の記事を書いていてふと思い出したんですが、そういえば昔、近所のオッサンに日本刀を振り回されたのでした。
    今日はその話を書こうと思います。

    僕の実家は団地です。
    団地といっても、公団なんかの集合住宅ではなくて、一戸建てがずらっと並ぶ新興住宅地の方です。
    僕が生まれた頃に出来た団地なので、新興住宅地とはいっても、随分古い団地になるのですが。

    で、その団地に、突如、ワイルドな一家が引っ越してきました。
    僕の家のはす向かいの、お隣。
    庭を壊して作ったガレージには「○○興業」というスッテカーが貼られ、ゴテゴテに改造された4トンダンプカーが鎮座していました。
    どうやら、建設現場に砂や砕石を運ぶ運ちゃんのようです。
    かつて、団地の中を4トンダンプが走る光景を見たことがありません。
    別に、団地の中にダンプを持ち込んではいけないことはありませんが―

    4トンダンプってデカイんですよね。
    僕が住んでいた団地は少し古いので、道路幅もそう広いわけではありません。
    それでもって、僕の家もそうだし、まわりの家も車がたいてい一家に2台くらいあるわけです。
    そして、車庫は1台分しかないので、ほとんどの家が2台目は路上駐車しています。
    となると、4トンダンプは通りません。

    ○○興業さんは出勤が早いですから(7時前とか)、朝早くからファァァァァァーン!!と改造トラックホーンの音が鳴り響くわけです。
    もう、みんなびっくり。
    もちろん、路駐している人が悪いです。うちも鳴らされましたし、
    「車をとめるな!」
    と太いマジックで走り書きした紙を車に貼られたりもしました。
    そりゃ、悪いです。路駐が悪いんです。
    しかし、なんというか、そんな団地の中に4トンダンプを持ち込まなくてもさあ・・・みたいな気持ちもありました。
    それに、そんな荒々しい主張の仕方しなくたって・・・

    この運ちゃん、近隣に対してだけではなく、家庭内でも気性が荒いようで、奥さんと頻繁に激しい喧嘩をしていました。
    ご近所中に響き渡るような怒声でののしり合います。
    一度、前のお宅のおばさんが何事か?と思って見ていたら、
    「何見ようとや、きさん!?」
    と怒鳴り込まれたそうです。

    それでも、何とか大きなトラブルもなく過ごしていたのですが―

    ちょうどこの頃、僕の実家は建て替えの工事をしていました。
    工事の間は、もちろん誰も住んでいません。家族は、同じ団地内の借家に移っていました。
    僕も基本的にはそっちに住んでいたんですが、僕の部屋だけは手つかずで残っていたんです。

    というのも、僕の部屋は、車庫の上に増築された離れだったので、家本体とは切り離されていました。
    なので、時々、部屋に荷物を取りに行ったり、台本を書きに行ったりしていました。

    そんなある日のこと。

    いつものように、家の前に車を停めて、部屋に上がりました。
    20時ごろだったと思います。
    テレビをつけてくつろごうとしたところ、突如、表で怒声が聞こえました。
    「こうだぁ!コラ、こうだの息子を!出てこいや、コラァ!」

    ・・・一体何が起こったのか、さっぱりわかりません。
    慌てて、部屋のサッシを開けると―

    作業着を来た例のオヤジと、同じく作業着を来たその息子が部屋の前に立っているではないですか。

    オヤジの手には日本刀、そして息子の手にはエアーガン。

    「きさま、コラァ!なんいきがっとうとや!?」
    オヤジは喚き散らします。息子はニタニタ笑って、エアーガンをパン・・・パン・・・と空撃ちしていました。

    オヤジの日本刀が本物だったのかどうかはわかりません。
    「これはコレ(頬を切るしぐさ。まあ、そのスジの人ってことでしょう)からもらったもんやけんな!本物やけんな!お前を叩っきろうと思ったら切れるっちゃけんな!」
    と喚いていたので・・・今思えばニセモノである可能性が高いですね。わざわざそう言うってことは、嘘ってことでしょう?(笑)
    しかし、その時は本気で「殺される!」と思いました。

    どうやら、オヤジは僕の車の音がうるさかったようです。
    当時の僕は車をイジるのが趣味でしたから、マフラーも社外品をつけていました。
    ボオオオオオ・・・と結構な排気音のするマフラーだったので、それが気にいらなかったようです。
    「お前、たいがいにせえよ、いきがってから!殺すぞ!」
    オヤジは日本刀を振りかざしてわめき、息子は不気味に笑って空撃ちを続けています。
    もう、ひたすら謝りました。怖かったですから。

    そのうち、オヤジは言うだけ言ったらスッキリしたのか、ブツクサ言いながら去っていきました。

    ちょうど、新設した駐車場にコンクリートを敷いたばかりで生乾きだったんですが、オヤジとその息子はその上をしっかり踏みつけて帰っていき、足跡がくっきりついていました。
    同じような仕事してるんだから、そういうところ配慮してくれればいいのにですね。
    まあ、頭に血が昇って、それどころじゃなかったのかもしれませんが・・・



    結局、その後、離婚したみたいで、オヤジと悪態をついていた息子はいつの間にかいなくなってしまいました。
    今は、平和な団地です。
    よかった、ホントに・・・












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