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    幸田村

    福岡の劇団HallBrothers・主宰幸田真洋の日記とか雑記とかいろいろ。

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    幸田真洋

    Author:幸田真洋
    劇団HallBrothers主宰・脚本・演出・役者。

    次回公演は2018年1/31~2/3
    @パピオビールーム大練習室
    キビるフェス~福岡きびる舞台芸術祭~2018

    『となりの田中さん』を再々演します!

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    2011.12
    10
    Category : 日記
    用があって天神に出かけたんですが、帰りにお茶でも飲もうととあるコーヒーチェーンに寄りました。

    店内は大変賑わっていて、注文をするカウンターも列ができています。
    最後尾に並んで何を飲もうか考えていると、若い店員さんが声をかけてきました。
    「店内でお召し上がりでしょうか?」
    「ええ。」
    と、店内を見渡す彼。テーブル席はすべて埋まり、カウンターが一席飛びで空いているのみ。
    まあ、回転の早いコーヒーチェーン店ですから、注文の列が進むうちにどこか空くだろうと思っていたので
    「カウンターでのご案内になりますがよろしいですか?」
    との問いに
    「ええ。」
    と答えました。

    注文の列が進み、僕の注文の品も出てきて、店内を見渡しました。
    先ほどとは違い、二人掛けのテーブル席が空いています。
    座ろうかと思いましたが、彼の言葉が思い出されました。
    「カウンターでのご案内になりますがよろしいですか?」

    これはつまり、推測すると彼はこう言いたかったわけですよね。
    「(ただいま店内は混み合っております。よってお一人様は)カウンターでのご案内になりますがよろしいですか?)」

    そうです。きっとそうです。だって賑わってますし。
    二人掛けに一人で座られて、それで二名のお客さんが座れなくなったら店としては損ですよね。
    しかし、店内を見渡すと二人掛けに堂々と一人で座っている人はたくさんいる。

    ま、回転早いですからね、こういうコーヒーチェーン店は。
    だから、二人掛けに一人で座ったって、どうせすぐにどこかが空くんです。
    だから僕も今二人掛けが空いてるなら座ったっていいんです。
    何も律儀に彼の言うことを守ってカウンターに座る必要はない。
    いや、しかし、そんな自分勝手でいいのか?
    今、この状況で、僕の後から後からまだまだお客さんが来ている状況で、たとえ堂々と一人で二人掛けに座っている人が散見されるとはいえ、僕も二人掛けに座っていいものか?それは立派な大人としてどうなのだ?

    …そう、僕はいつでも立派な大人でいたいのです。たとえ誰も見ていなくても、立派な大人としての振る舞いをしたい。それが美学というものではないか。

    …いや、見ている。
    彼が。彼が見ているんです。
    混み合った店内、精一杯店をうまく回そうと接客している彼が見ているではないか。
    そうだ。彼の努力に報いるためにもカウンターに座るべきだと彼を見ると、コーヒーを手にしたお一人様をご案内していました。
    「どうぞ。そちらのお席が空いてますよ。」
    彼が指し示していたのは二人掛けのテーブル席でした。

    ……。

    どうやら僕は、かなり長い間コーヒーを手にまごまごとしていて、その間に席は幾つか空いたようでした。

    そして彼が僕にも声をかけてきました。
    「どうぞ、テーブル席が…あ、いや、カウンターにどうぞ。」

    …結局また埋まったんかい!



    ま、都会は早い者勝ちってことですよね。

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