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    幸田村

    福岡の劇団HallBrothers・主宰幸田真洋の日記とか雑記とかいろいろ。

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    幸田真洋

    Author:幸田真洋
    劇団HallBrothers主宰・脚本・演出・役者。

    次回公演は2018年1/31~2/3
    @パピオビールーム大練習室
    キビるフェス~福岡きびる舞台芸術祭~2018

    『となりの田中さん』を再々演します!

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    2011.05
    07
    Category : 日記
    地下鉄の車内にて。
    隣に座っていた若者が席を立ったあと、ふと見ると4センチ×4センチ程度の平べったい袋が落ちていました。
    コンドームです。
    あ、と思って若者を見ると、すでにホームに降り立っている。
    慌てて声をかけようとしましたが、なんとなくためらわれて止めました。
    まあ・・・
    「落としてますよ!」
    と呼び止められて、手渡されたものがコンドームだとバツが悪いでしょうし。
    でも、彼、この後いざという時に困るんじゃないかなあ・・・と少しだけ心が痛みましたが、見送ることにしました。

    地下鉄は出発し、僕は電車に揺られています。
    隣ではコンドームも揺られています。
    「これ座席に落ちていましたよ。」
    と、下車駅の駅員さんに渡そうかとも考えましたが、そのために今、コンドームを拾い上げポケットにしまうと、まわりの乗客から「あさましいヤツめ。ゴムくらい自分で買えよ。」と思われかねないと不安になり、そっとしておくことにしました。

    次の駅で、若い女性が乗り込んできて、僕の隣に腰をおろしました。
    が、ほどなくしてコンドームに気付き、スッと立ち上がりました。
    彼女はドアにもたれかかるようにして立っています。時折、こちらにちらりちらりと視線を送ります。どうやら、コンドームを確認しているようです。いや、コンドームの何を確認しているのかはよくわかりませんが、まあ、気になるのでしょう。
    次駅で女性は降りていきました。

    いや・・・もしかしたら、彼女はもっと先の駅まで乗りたかったのかもしれませんが、コンドームに驚いて立ち上がってしまい、そんなコンドームごときで動揺してしまったウブな女だとまわりに悟られたくなくて、さっき立ち上がったのは次駅で降りるためだったのよ、ということをアピールするために降りたのかもしれません。
    そうか。だから、立ち上がったあともこちらの様子をちらちらと盗み見るように見ていたのか―
    なるほど。これで合点がいった・・・って、そんなことあるわけないですね。

    とにもかくにも、コンドーム。
    こうやって人にいたらぬことをあれこれ考えさせてしまうほどに、扱いにくく、強烈な存在感だったのです。
    おそらく彼は、終点まで地下鉄に揺られることでしょう。

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