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    幸田村

    福岡の劇団HallBrothers・主宰幸田真洋の日記とか雑記とかいろいろ。

    プロフィール

    幸田真洋

    Author:幸田真洋
    劇団HallBrothers主宰・脚本・演出・役者。

    次回公演は10月~11月。大分・福岡で!

    大分舞台芸術フェスティバル参加作品
    『だめな大人』

    10/28.29@大分 AT HALL
    11/9~12@福岡 博多リバレインホール

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    2011.03
    24
    Category : 日記
    警備のバイト中の話。
    同僚警備員に予備自衛官のおじさんがいます。
    予備自衛官とは今回の東日本大震災で制度発足後初めて召集されることとなった非常勤の自衛官のことですね。

    おじさんが予備自衛官であることを知ったのは震災よりずっと以前のことで、とある現場で一緒になった時でした。
    「人は見た目じゃないけんね…」

    そう語り出したおじさんの目はいつもとは違うギラリと鋭い目。
    実はそのおじさん、なんというか…わりと“いじられキャラ”的な存在だったんです。
    小さくてずんぐりしていて、眼鏡をかけているんですが、特別に目が悪いのか、牛乳瓶の底のような異常に分厚いレンズなのです。
    形はまん丸で食い倒れ人形を彷彿とさせます。
    鼻が悪いのかいつもズルズルすすっていて、しょっちゅう鼻をかむものだから、鼻が赤い。

    …と、少し間の抜けた(失礼!)雰囲気の方なので作業員や監督からいじられやすいのです。

    おじさんが告白したその時も、監督や作業員からいじられ、しょっちゅうからかわれていました。

    「人間、見た目じゃないけんね…俺はこうやっていつもヘラヘラしとうけん、みんなそういうやつと思っとうけどさ…」

    二人きりになった時、おじさんはおもむろに語り出しました。
    「実は俺は国家公務員やけんね…」

    そして予備自衛官であること、自衛官という身分に誇りを持っていること、しかしイデオロギー的に自衛官を受け付けない人もいるから普段は隠していること、それから、こういうことはペラペラ喋って自慢するようなことではないから警備会社の同僚たちもほとんど知らないこと、などを話してくれました。

    おおー。

    間が抜けているとしか思っていなかったおじさんが、一気に謎めいてなんだかカッコイイじゃないですか。
    しかも隠しているというところが謙虚でいい。
    その時以来、おじさんへの見方ががらりと変わったものです。

    で、今日。
    久しぶりにおじさんと一緒の現場になりました。
    予備自衛官のおじさんには召集命令が来たのかどうか気になるところです。
    こっそり聞いてみようとしたら

    「あんた、(東北に)行くとや?」

    と監督や作業員が大きな声でおじさんに話しかけていました。

    ……?

    おじさんは
    「行くとしたら4月くらいやないかと(仲間うちで)話してる。」
    と気さくに答えています。


    …めっちゃ話してるやん。
    監督にも作業員にも話してるやん。
    こういうことはペラペラ喋ることではないと言ってなかったっけ?おじさん!

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