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    幸田村

    福岡の劇団HallBrothers・主宰幸田真洋の日記とか雑記とかいろいろ。

    プロフィール

    幸田真洋

    Author:幸田真洋
    劇団HallBrothers主宰・脚本・演出・役者。

    次回公演は2020年5月の予定。
    その前に……11/23(土)戯曲ワークショップ(FPAP主催)、2020年3月九州ビジュアルアーツ俳優学科卒業公演『君の背中のナップサック』作・演出。

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    2019.10
    04


    23:12
    Category : 芝居
    僕が講師を務める九州ビジュアルアーツでは、毎年、Team JIYUGAOKAと題し、宗像市立自由が丘中学校のための演劇公演を行っています。
    2年前にもちょうどその記事を書いていました→
    で、今日がその本番。中学生たちが笑って、感動してくれて、無事に終了しました。
    終わりよければすべてよし。
    いやー、ホントに良かった。



    今年は正直、苦戦しました。
    昨年までは俳優・声優学科の希望者をオーディションしてメンバーを選抜していたんですが、今年から俳優学科のイベントになりました。
    つまり俳優学科(2年生)は強制的に全員参加ということになり、そうすると希望者でなくとも参加しなければいけません。
    もちろんみんな舞台は好きですし、出演するのは楽しいんでしょうが、夏休み中から稽古がスタートします。ということはせっかくの休みなのにわざわざ出て来なければいけません。
    そうなると……まあ、なかなか全員揃わないわけですね。気持ちはわかります。僕も学生だったら「夏休みなのになあ……」と思うことでしょう。



    学校で芝居を作るのは、いつも、どのクラスでも苦労します。
    モチベーションもレベルの差もバラバラで一つの「作品」にするのは本当に大変です。ただ公演して発表するだけであれば決まった日時にやればいいだけですから簡単です。でもせっかく観てもらうわけですから、「作品」として一定の水準には達したい。
    昨年までのTeam JIYUGAOKAはそこがラクでした。だってオーディションで選びますから。モチベーションも十分、レベルも高い子が揃うので、出来上がるのは早かった。
    そういう意味で今年は本当に苦労しました。

    が、結果的には僕が作・演出をした3年間の中で一番良いものになったと思います。

    良くも悪くも中学生は教育が行き届いているので、芝居を観る時「きちんと」観てくれます。
    姿勢を正し、真剣に見る。とてもちゃんとしていて素晴らしいなと思う反面、緊張した身体だなとも思います。緊張した身体だと笑ったり泣いたり拍手したり、というアクションがなかなか起こりにくい。
    でも芝居というのはお客さんの心を動かすことを目的に作るわけですから、なんとか彼らを笑わせたり泣かせたりしたいわけですね。しかし、毎年なかなか手ごわい。
    それが今年はたくさん笑ってくれましたし、このTeam JIYUGAOKAは卒業生バンド・Windmillとのコラボ演劇でバンド生演奏があるんですが、ラストの曲では拳を突き上げてくれている男子学生たちもいました。手拍子も多かったですし。
    その姿を客席後ろから見ていてとても嬉しかった。



    Team JIYUGAOKAでは毎年「自分らしく生きる」「自分を大切にする」「他人と比べない」「自分自身を持つ」「自由になる」というようなことをテーマに台本を書いています。
    僕自身が中学生の頃、他人と比べてばかりで自分なんてつまらないヤツだと思い、苦しい時期を過ごしたからです。
    どんな人にだってその人なりの魅力があります。でも、若い頃は特に、自分なんてつまらないと思ってしまいがちです。そして自分で自分に蓋をしてしまう。
    芝居を通じて少しでも蓋を開けることができればいいなと思っていますし、今年は前述のように中学生からのアクションが良かったので、ちょっとはこじ開けられたのかなと思います。


    これから長い人生、壁にぶち当たったり、つまづくこともあると思いますが、少しでも今日観てもらった芝居のセリフや歌詞が彼らを支えるものになれば、これ以上幸せなことはありません。

    ともかく、いい形で終われてよかった。
    終わりよければすべてよし。学生たちにとっても次へ繋がる達成感の大きい舞台になったと思います。
    みんな一歩ずつ成長していければ。
    お疲れさまでした!




    Windmillの曲はこちら