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    幸田村

    福岡の劇団HallBrothers・主宰幸田真洋の日記とか雑記とかいろいろ。

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    幸田真洋

    Author:幸田真洋
    劇団HallBrothers主宰・脚本・演出・役者。

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    HANARO project vol.4『セレモニー』演出 6/30~7/2

    劇団HallBrothers公演は10月ごろ

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    2014.08
    09
    Category : 日記
    鏡って怖いですよね。
    じっと鏡を見ていたら、後ろに知らない誰かが映っていたり、目の前の自分が突如ニヤリと笑いだしたり…なんて怪談もあったりしますが…

    実は僕、とあるタレント事務所でもレッスンをやっています。
    週一回、二時間だけのレッスンなんですが、レッスンスタジオが鏡張りなのです。
    今日は台風の影響もあってレッスン生たちがなかなか来ず、しかし僕は何故だか早々と出勤してしまって、つまり一人きりという状態だったわけです。

    はじめは、腹筋でもするか、とスタジオの真ん中で鏡を見ながらやっていました。
    僕はナルシストなので、鏡に映る自分を見るのが好きです。
    最近、ダイエットもしているので、心なしかシュッとした気もします。
    腹筋しながら「おお、なんか顔とかシュッとしたなあ」と悦に入っていました。

    レッスン生はまだ来ません。
    すっかり腹筋メニューを終えてしまったので、今度はストレッチを始めました。
    やはり鏡に映る自分を見ながら、あちこち伸ばします。
    スッとした分、ストレッチをする自分が美しく見えました。「おお、足もスッキリしたなあ」と悦に入って伸ばしていました。

    ひととおりストレッチも終えたので、外郎売り(演技レッスンの定番。長い長いセリフです)でもやろうかな、と鏡に映る自分を見ながら、声を出し始めました。

    最初は「我ながらいい声だなあ」と悦に入っていたんですが、しばらく続けると、何だか気味が悪くなってきました。
    レッスンスタジオは前にも横にも鏡があります。
    そこには当然僕の姿が映っているわけで、そして、スタジオには僕の声しか響いていないのです。
    なんだか、今ここにいる僕が声を出しているのか、鏡の中の僕が声を出しているのかよくわからなくなってきました。
    そう思うと、気味が悪くなってきます。
    鏡の向こうから見られているような…

    僕はビビリなので、一旦思い込んだが最後、恐怖は加速していきました。ナルシズムに浸るどころではない。
    鏡の向こうの僕が残虐にニヤリと笑っている気もします。
    怖くなって向きを変えても鏡。
    うわ、これ逃げ場ないやん!と再び正面の鏡を向くと、鏡の奥に人の姿がーおじさんが、ぼうっとこちらを見ています。
    思わず叫び声を上げると、おじさんは驚いてそそくさといなくなってしまいました。

    鏡の奥に映っていたのは…スタジオの入口扉でした。

    扉はガラス張りです。
    つまり、スタジオ前の廊下が見えるということです。
    スタジオがあるのは雑居ビルの一階。住民もいます。
    おじさんは、通りかかった住民でした。
    デカイ声で謎のセリフ(ういろう売りは昔の口上なので、言葉が難しいのです)を朗々と、鏡に向かって悦に入り読み上げている姿に、何事か?と思ったのでしょう。

    …だからって、覗かないで。

    その後、鏡に背を向けてレッスン生を待ったのでした。

    おしまい。


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