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    幸田村

    福岡の劇団HallBrothers・主宰幸田真洋の日記とか雑記とかいろいろ。

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    幸田真洋

    Author:幸田真洋
    劇団HallBrothers主宰・脚本・演出・役者。

    次回公演は10月末。
    劇団初の県外公演です!

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    2014.07
    30
    自転車を投げるなど、奇行がエスカレートしていくA。
    それでも矛先が僕らにまっすぐ向かってくることはなかったのですが、ついに…


    Aの部屋はエントランスのすぐ隣にあります。
    オートロックドアを抜け、エントランスに入るとすぐ右手にAの部屋のドアがあるんですが、毎日毎日、エントランスがタバコくさい。
    Aは相当なヘビースモーカーなのか、エントランスまでタバコのニオイが漏れ出ているのです。
    そして、今思えば流行りの脱法ハーブでもやっていたのかもしれません。
    煙がエントランスまで漏れ出ていたのはもちろん、時々、甘いニオイがしていたからです。
    (麻薬で甘いニオイがするものがあると聞いたことがあります)
    ギョッとするような、嗅いだことのないような甘いニオイで、あれは一体何のニオイだと奥さんと話題にしていました。

    で、またうちの奥さんが悪いことにやたらと鼻が利くのです。
    そんな彼女からしたら、毎日毎日、出掛けと帰り際にエントランスで不快なニオイをかがされてしまう…確かに尋常でないタバコと怪しい甘いニオイだったので、文句を言いたくなる気持ちもわかるのですが…

    ある日のことー

    昼間、奥さんと二人で出掛けることになりました。
    部屋のドアを戸締まりして、階段を降ります。
    階段の途中で、すでにAの部屋からのあのニオイが漂ってきました。
    エントランスに差し掛かるとニオイはMAXになります。
    そこでー奥さんが鼻をつまんで「クサイ」というアクションをしたのです。
    僕は慌てて「ダメダメ」と手を顔の前で降りました。
    こんな瞬間にAが出てきて文句を言われたらたまったものではありません。
    しかし、Aの部屋のドアはピクリとも動かず、僕らは無事、エントランスを通り抜けたのですが…

    その夜。
    帰宅してすぐ、0時ごろでしょうか、部屋のインターホンが鳴りました。
    ピンポーン…

    こんな時間にインターホンを鳴らすのはヤツしかいません。

    ピンポーン…

    何の話なのかわかりませんが、鬱陶しいので相手にしたくない。
    出ずにいると、

    ピンポーン…

    電気も消し、息を潜めてじっとしていました。
    しばらくして、階段を降りていく音が聞こえます。
    よかった、あきらめてくれたーと思いきや、オートロック非常警報ボタンがけたたましい音で鳴り始めました。
    来たー

    即座に110番し、おまわりさんが来てくれるのを待ちます。
    その間、10分ほど、警報は鳴り響いています。

    おまわりさんたちが到着すると、階下で何やらAが喚いています。
    警察が来たので、とりあえず一安心と、エントランスに降りてみるとー
    「昼間(鼻をつまんで、クサイと言うようなジェスチャー)こうしよっろ?」
    開口一番、Aは食ってかかってきました。
    「あんたの奥さんよ。(ジェスチャー)こうしよったろ?なん、あれ?文句あるなら、はっきり言ってくれん?」

    …何より恐ろしかったのは、Aがドアスコープ越しにエントランスの様子を眺めていたことです。

    きっと、二階の僕ら…いや、他の階の住民もでしょうけど、鍵をしめて、階段を降りるたびに、その音を聞きつけて、Aはドアスコープの前に張り付いていたのだと思います。
    その不毛な粘着性!
    そんなヒマがあるのなら、仕事探してくれよと言いたいところですが、いきり立っているAを前に言えません。
    「だけん、文句あるなら直接言ってくれん?(ジェスチャーをして)こうしよったろ、奥さん。」
    「いいけん、落ち着かんね!」
    すっかり顔馴染みになったおまわりさんがなだめてくれます。
    僕もおまわりさんがいることで、ちょっと強気になり、
    「いや、あの…タバコのニオイがキツイんですけど…」
    と言ってやりました。
    「タバコの煙もエントランスまで漏れ出てきていて、煙たいんですけど…」
    とも。
    Aは、
    「いや、そうかもしれんけど、だけん文句あるなら直接言って。」

    …今、言ったじゃないですか!

    ともかくAは奥さんがジェスチャーをしたことが気にいらないらしく、ひたすら「直接言って」を繰り返していました。

    …だからって、直接言っても何も変えてくれないでしょ?
    今までの行いからしてそうじゃないですか。
    僕もおまわりさんも、そんな気持ちでいっぱいだった…と思います。

    その日は結局、おまわりさんの仲裁もあって、事なきを得ました。

    しかし、この件以来、奥さんが標的にされ、ついに出ていかざるを得ない事件に発展するのでしたー

    つづく




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