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    半径50メートル

    福岡の劇団HallBrothers・主宰幸田真洋の日記とか雑記とかいろいろ。

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    幸田真洋

    Author:幸田真洋
    劇団HallBrothers主宰・脚本・演出

    次回活動予定
    2021年12月FPAPプロデュース公演の作・演出。劇団の公演はおそらく来年。

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    2021.08
    25


    23:30
    Category : 鬼嫁日記
    奥さんと一緒に夕飯を作っていたら、ふと包丁を握る手を止め、深刻な顔で「あのさ、」と言い出しました。
    その思い詰めた表情に思わず身を固くして、恐る恐る「なに……?」と聞くと

    「あなたは何も言ってくれんけど、さな(次女)が生まれた後から3キロ減っとうっちゃんね……」


    ……え、まさかの深刻な病気の告白とか?


    固唾を飲んで次の言葉を待っていると、



    「あたしが丸い時はすぐ『言いにくいけど丸くない?』とか言うくせにさ……」









    ……え?あ、痩せたってことですか?


    「あ、そんなこと?」と安堵のため息をついたら、包丁を握る手をこちらに向けました。


    「そんなことってなに!?」





    あ、いや、あの、そういう意味じゃなくて……あ、えーと……すみません……




    2021.08
    23


    23:24
    Category : 鬼嫁日記
    うちの奥さん、なぜだかペットボトルのキャップをゆるく締めるんです。
    「固く締めすぎると次に蓋を開ける時、開けにくいから」だそうなんですが、「え?いくらなんでもそれ緩すぎない?」くらいの力加減なんですね。
    なので、鞄の中で水をぶちまけてしまったことが数回あります。
    だったら固く締めればいいのにと思うのですが「どれくらいの緩さまで鞄の中で耐えられるか選手権」にチャレンジしているかのごとく、頑なに強く締めようとしません。

    で、昨晩。
    公演のバラシも終わり、帰宅してから炭酸水を飲んでいました。僕はもちろんビールです。
    このままプチ打ち上げといきたいところですが、娘たちがそうはさせてくれません。
    次女が眠い眠いと目をこすり、奥さんは飲みかけの炭酸水を置いて寝室へ行きました。
    僕はその後ビールを数本と焼酎を少し飲んで寝ました。

    今日。
    冷蔵庫の前で突然

    「ああああああああ!」

    と怒声が上がりました。

    何事かと見に行くと、昨晩の炭酸水(ペットボトル)から水がしたたっています。
    うちでは炭酸水やお茶など、僕ら夫婦の飲み物は冷蔵庫の一番上に横向きで置いているのですが、蓋の締りが甘く、中身がこぼれていたのです。

    「なんで締めてくれんとよ!」

    僕を見るなり、文句を浴びせてくる奥さん。

    「あたしが緩いの知っとうやろ!?なんで締めて横向きに置かんと!?そんな酔っぱらっとったと!?」

    さんざんな言われようで、「ごめん、片付け手伝おうか?」と言っても「いい!」と叱られてしまいました。

    シュンとして自分の部屋に戻ってから思ったのですが……あれ?これ、僕が悪い……ですか……?



    ……まあ、いいんですけどね。
    確かに、僕が片付ける前に気をつければ済んだことかもしれませんけどね。
    2021.07
    24


    23:10
    Category : 鬼嫁日記
    先日、Eテレの『みいつけた!』という番組で、スイちゃんがオクラの断面に絵の具をつけて、それでアサガオ(だったかな?うろ覚えですけど)を描く、ということをやっていました。
    芋版みたいな感じで、ペタペタ判を押して絵を描く感じですね。
    それを見ていた長女が「やってみたい!」というのでオクラを購入していたんですが、何もやらないまま日が過ぎていました。

    で、昨夜の夕食前、冷蔵庫に入っているオクラ(数束)を見て
    「これ使ったがいいっちゃない?」
    というので、一本だけ娘のためにとっておいて、あとは使うことにしました。
    ちょうど夕食がそうめんだったので、細かく切ってつゆの中に入れればいいね、という話をしたのですが、
    「オクラと納豆とかのせて、ぶっかけみたいにしてもいいよ」
    と奥さんが提案してきました。
    「つゆに入れるだけでも、ぶっかけ風でもどっちでもいいよ」
    と。

    うちの奥さんの鬼嫁ぶりについては折に触れて書いているので、さぞ自己主張も気性も激しく、物事をぐいぐい推し進めていく女なのだろうなと想像している方も多いと思いますが、実は優柔不断で何も決められないタイプなのです。

    買い物に行っても、えんえん何時間も悩んだあげく、結局買わないで帰ってくる、ということがザラで、だからこそいつも僕は付き合わされて「こっちがいいよ」と背中を押してあげなければいけません。

    が、ここからが鬼嫁たるゆえん。
    本当は自分の中でなんとなく決まっているくせに、決断ができないだけなのです。
    だから僕が「こっちがいいよ」と言っても自分の本当の気持ちと違うものだったら途端に不機嫌になります。
    なので、僕はそれを察して「あ、やっぱこっちかな」と軌道修正しなくてはいけません。

    ……面倒くさくないですか?

    そういう女なので、先ほどのオクラをどうするかも同じことで、
    「どっちがいい?」
    と聞きながら、実は自分の中で食べたい方は決まっているし、それを踏まえないと不機嫌になります。

    僕が「切ってつゆに入れたらいいよ」と言ったあとにわざわざ

    「オクラと納豆とかのせて、ぶっかけみたいにしてもいいよ」

    と提案してきたということは、きっと奥さんはこれが食べたいんです。そういえば外で食べる時もぶっかけうどんとか注文する率高いですしね。

    ただ……僕はスタンダードなそうめんスタイルで食べたかった。

    少しずつ掬って、つゆにつけて、ズルズルと。今日はあのスタンダードスタイルがどうしてもよかった。

    普段なら奥さんが提案してきたものを二つ返事で「いいね、そうしよう」と飲み込みます。
    たとえそれほど惹かれなくてもです。
    妻優先。滅私。大体僕、座右の銘が「妥協」なので自分を押し殺すことは問題ありません。

    でもなあ……今日だけは……今日だけはスタンダードなそうめんが食べたい。

    しかし、ここで

    「いや、普通のそうめんでいいよ」

    とバッサリ切ると不機嫌になるに決まっています。いや、不機嫌どころじゃなくなって、楽しい家族の食卓に暗い陰を落とすかもしれません。

    こういう時こそ「イエス・バット法」ですよ。自己啓発本とかにもよく載ってるやつですね。

    イエス・バット法とは、相手の意見を「そうですね」と肯定した後に「しかし」と否定の意見を述べる方法です。 相手に反論したいときや、こちらの意見を納得してもらいたいときなどに有効な応酬話法で、一度相手の意見を受け止める姿勢を見せることで、議論を有利に進める効果があります。2021/03/06
    → https://news.mynavi.jp/article/20210306-1748052/

    頭ごなしに「いや、」と否定されるよりも一度「そうね」と肯定された方が相手も受け入れやすくなりますもんね。

    「どうする?ぶっかけみたいにする?」 

    と再び問うてきたので、必殺イエス・バット法です。

    「そうね……でも今日は普通のそうめんがいいかな」

    ……


    ……


    ……


    めっちゃ不機嫌になってるやーん……

    「え?普通のがいいならなんで『そうね』って言った?」

    あ、いや、それは……

    「最初から『いや』って言えばいいやん。余計ムカつくわ。」




    ……ああいうテクニックは人によりますね。万能ではありません。ご注意を。



    ※追記
    食卓にものすごく暗い陰が落ちましたが、娘たちが明るく照らしてくれました。
    娘たち、ありがとう!

    2021.07
    15


    23:32
    Category : 鬼嫁日記
    奥さんの母親、僕にとっては義母なわけですが、よく喋るんです。
    僕なんかはアウェーな場所に行くと借りてきた猫みたいに押しだまってしまうので、奥さんの実家に行くといつも気まずい思いをしてしまうんですが、そんな時にお義母さんがペラペラと喋ってくれると大変気が楽になります。

    しかしよく喋る人にありがちな、言わなくてもいいことを結構喋ってしまうタイプで、お義父さんや子どもたちから反感を買ってしまうこともしばしば。
    思ったことはなんでも口にしてしまうタイプなんですね。決して悪意があるわけではなく、ただただ思いつくままに喋ってしまう。

    で、先日、用があって奥さんの実家へ行ってきました。

    僕は奥の部屋で仕事をさせてもらい、奥さんとお義母さんはお客さんと会って何やら話をしていたようです。

    そして帰り道。
    奥さんが話し合いのことをあれこれ話していました。
    お義母さんがやっぱり言わなくてもいいことを言ったらしく、お客さんの前でそんなこと言わなくていいと思ったとかなんとか。
    「ホント、あの人は……」
    とあきれ顔の奥さん。

    とはいえ、いつものことなのでそんな深刻なわけではありません。
    そういう言わなくもいいことをつい言ってしまう部分も含めてお義母さんのキャラクターなので、そこがみんなから愛されているというか、愚痴も愛の裏返しというか、そんな感じなのです。

    で、うちの奥さん。
    本人は否定しますけど、お義母さんゆずりで結構おしゃべりです。
    アウェーの場所に出かけたら僕と同じく押し黙ってしまいますが、家の中ではその分よく喋るというか。
    そして大抵僕はそれをうんうんと聞いています。

    女性は共感してほしい生き物っていいますよね。

    男性は結論をすぐに出したがるので、例えば悩み相談なんかされたら
    「それはこうこうこうでさ、」
    と言ってしまいがちなんですが、女性はそんなことを求めていない。ただうんうんと話を聞いてほしいだけ。だから男性が結論を急ぐと嫌な気持ちになるし怒り出してしまう。

    僕もこれまでそのことに気づかずに痛い目にあってきました。
    なので、奥さんが話している時はとにかく「うん、うん」と相づちを打つようにしています。

    そしてこの時も「うんうん」と相づちを打っていました。
    すると突然

    「は?」

    と怒り出す奥さん。
    何がなんだかわけがわかりません。

    「あたしが言わんでもいいこと言いようっていいたいと!?」

    ……え?それがお義母さんの話じゃ、と思ったら、よくよく聞いてみると

    「(一通りお義母さんの愚痴を言ったあと)……まあ、でもね、あたしも母さんに似とう部分もあるし、気づかんうちに言わんでもいいこといいようのかもしれんね」

    と話していたらしいのです。それに僕が「うんうん」と相づちを打っていたと。

    打たなくていいところで相槌打ってたみたいですね。




    ……すいません、正直、相槌だけ打っとけばいいやろ、と聞いていませんでした!



    2021.07
    14


    08:49
    Category : 鬼嫁日記
    仕事から帰る時、奥さんにショートメッセージを送るんですけども……

    『今から帰ります。○分に駅に着きます。迎えをお願いします』

    こういうやつです。

    僕が住んでいるのは筑紫野市。天神や博多から電車で20分~30分のいわゆる「郊外」です。
    なので、駅から住宅地まではそれなりに距離があって、車じゃないとやや不便。多くの人が家族に駅までの送迎をしてもらってる感じなのです。

    ただ、ねえ……
    うちの奥さん、メッセージ、結構気づいてくれないんですよ。

    スマホ、バイブにしてるし、片時も肌身離さず持っているというわけではないし、なんならどこに置いたかわからなくなるくらい頓着してないし。
    あと、寝てることも多いので。

    博多駅で電車に乗る前にメッセージを送るわけです。

    電車が最寄駅に着くまで約20分。
    家から車で最寄駅まで約20分。

    ちょうどいいタイミングなはずですが、駅で待たされることがほとんどです。

    まあ、奥さんの性格わかっているので、少々待たされたって平気なんですが……

    たまに「今日は早く帰りたいなあ」という時があります。
    昨日がそうでした。
    お腹がすいて一刻も早く帰ってご飯食べたいとか、そんな他愛もない理由ですよ。
    そんな理由で急かすのもどうかと思いますが、でも、ねえ、いつも文句も言わずに駅で待ってるんだからたまにはいいじゃないですか。

    で、博多駅でメッセージを送ったら、返信があっていいタイミングなのにありません。ああ、これは気づいてないか寝てるか、だなと思いました。

    いつもなら気づいてくれるまで、たとえ駅で待たされることになってもスルーなんですが、言ったように昨日は早く帰りたかった。くれぐれも言っておきますけど、そんなのたまにですよ?いつもは文句も言わず駅で待っているんですよ?

    そこで、電話をしてみました。

    思いの外早く出たので寝ていたわけではないようです。
    よかった。寝ていたら大抵不機嫌なので、心臓が縮み上がる思いを


    ……なに?


    ……めっちゃ不機嫌やーん。


    「あ、いや、帰るけど、メッセージ送って、」


    ……気づいてなかっただけやけど。


    ……めっちゃ不機嫌やーん。自分気づいてないのに悪びれもせんやーん。


    迎え行けばいいっちゃろ?ガチャ。


    電話を切られてしまいました。
    まるで僕が悪いことをしたかのように。


    ……やっぱり人生において一番大切なのは忍耐だと、改めて思いました。おわり。