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    幸田村

    福岡の劇団HallBrothers・主宰幸田真洋の日記とか雑記とかいろいろ。

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    幸田真洋

    Author:幸田真洋
    劇団HallBrothers主宰・脚本・演出・役者。

    次回公演は2019年11月。劇団HallBrothers20周年記念公演ラッシュ④秋『女の幸せ』

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    2019.10
    20


    23:33
    Category : 芝居
    Theme : 演劇・劇団
    Genre : 学問・文化・芸術
    HANARO projectのワークショップがあります。





    HANAROは今年の5月(演出)、昨年(脚本)
    おととし(演出)と僕も参加させてもらった日韓の演劇プロジェクトです。

    最初に参加した時のブログ→
    今年5月、朝鮮通信使まつりでの公演の記事(西日本新聞)→
    昨年のHANAROの記事(J-CASTニュース)→

    福岡と釜山の演劇人が手を取って進めているプロジェクトで、一緒に芝居を作ったりしています。

    今年は一本の公演を行うのではなく、ワークショップという形で韓国の演出家3名をお招きすることになりました。

    五日間のワークショップで、成果発表もあります。短いお芝居を作るということですね。



    で、現在参加者を募集中なわけですが、ぜひぜひ参加してみてほしい。

    初心者、中級者、上級者と三つのコースがありますので、演劇初心者でも安心です。
    また、もう一段レベルアップしたいと考えている演劇経験者にもおすすめです。それぞれのコースを選択していただければ。

    釜山の俳優はとにかく上手い。
    韓国では演劇を学べる大学がたくさんあって、そこで学んだ人が俳優をやっているそうです。体系的に演劇を学んでいるから、基礎がしっかりしている。
    福岡だとほとんどが独学なわけじゃないですか?
    僕も専門学校で教えていたりしますが、ではその演技はどこで学んだというとこれまでの経験(独学)なんですよね。高校演劇部で先輩から教わり、福岡演劇界の先輩から教わり、各種ワークショップを受け……という感じでしょうか。
    学んだことは数多くあるし、すべて自分の糧となり、人に教えても恥ずかしくないものを身につけているという自負はありますが、あれこれ手探りで壁にぶつかりながらやってきたので時間はかかってしまいました。

    に比べて、大学で体系的に学べるのは大きい。もちろん演出家さんと全て大学で学んできた方たちなので、それを学べるのは有意義だと思います。理解もしやすいでしょう。

    ワークショップというのは有象無象なのでこれはあんまり……というものもありますが、これはおすすめです。釜山へ行き、その芝居を肌で感じてきた僕が言うので間違いありません。

    そもそも海外の人と一緒に芝居をするというのが面白いじゃないですか。
    日本と韓国は今、微妙な関係ではありますが、国と国は問題をはらんでいても、いち個人はそんなこと関係ないーということも改めて実感してもらえると思います。

    演劇とは出会いであると最近思います。
    うちの劇団は未経験OKなので、社会人になってから芝居を始めてみたい、という人が数多くやってきます。
    「昔からやってみたかったけど進学先で演劇部がなくて」とか「同じような毎日を変えたくて」とか「ちょっと興味があるから、なんとなく……」とか理由は様々ですが、共通しているのは「今の自分を変えたい」ということです。変化を求めてるから、新たな環境に飛び込むわけですからね。

    ということはつまり「新しい自分と出会いたい」ということ。
    ほら。演劇は出会いなんです。

    役を演じる上でも「自分が知らなかった自分」や「隠したかった自分」「忘れていた自分」など様々な出会いがあります。

    もちろん共演者との出会い、スタッフとの出会い、お客さんとの出会い……様々な出会いが自分を変え、また新しい自分に出会っていきます。
    その中でも異国との出会い、異文化との出会い、これほど大きな出会いはありません。
    そんな出会いが福岡にいながらできてしまう!おお、これはHANARO WEEK~韓流3つのワークショップ~行くしかありませんね!

    ……最後は安いセールスみたいになってしまいましたが、出会いというのはとても大切だと思います。

    でも、演劇を志す人って意外と人見知りで引っ込み思案、保守的な人が多いんですよね。
    (だからこそ、自分を変えたくて飛び込んでくるんでしょうけど)

    絶対刺激になると思うので、どうぞ、えいやっと飛び込んでみてください。

    応募はこちらから→


    2019.10
    05


    20:29
    Category : 芝居
    一本終わればまた一本。
    昨日、ビジュアルアーツでの芝居が終わったばかりですが、今月末から11月頭にかけて劇団の公演があります。
    今日はその稽古でした。

    劇団HallBrothers20周年記念公演ラッシュ④秋『女の幸せ』





    ビジュアルアーツの芝居では音も照明も派手だし、ダンスも殺陣もやりますが、劇団の芝居は180度逆です。
    音も照明も全く派手ではないし、ダンスや殺陣なんかもありません。むしろ座って会話していることが多いです。会話劇ですから。

    どっちも好きなんですけどね。
    だからどっちもできるのはとても幸せです。劇作や演出の幅も拡がりますし、どっちも楽しい。

    今回は

    ・セリフは極力一行で。
    ・説明台詞もなるべく省く
    ・できるだけ自然な会話で

    ということを心掛けています。
    ので、手前みそですが、リズムがとても良いです。
    会話劇なので(まあ、会話劇に限らずですが)、セリフのリズムというのはとても大切です。気持ちいいリズムで進まないと見ていて、聞いていて辛くなる。
    とはいえ、セリフは極力一行でというテーマを掲げていますが、それはそれでリズムが一定になりがちです。なので、時々意図的に少しだけ長めのセリフを入れたり、間を入れたり、色々と工夫をしています。
    で、今現在のところはその工夫が功を奏している感じです。まだ半分もできていないですが……

    というわけで、劇団HallBrothers20周年記念公演ラッシュ④秋『女の幸せ』ご予約承っております。
    地味に会話しているだけの芝居ですが、フフッと笑えるおかしみがあったり、ハッとさせられる言葉があったり、鋭く突き刺さるセリフがあると自負しています。
    僕が40過ぎのオジサンですし、大人が楽しめる芝居を作りたいと思っていますので、楽しいだけのエンタメではなくて、ちょっとだけ人生を考えたり振り返ったりできる作品のはずです。
    今回はタイトル通り『女の幸せ』について考える作品ですが、それは=男にとっての幸せを考えることにも繋がります。
    老若男女問わず劇場へお越しいただけると嬉しいです。

    ご予約はこちらから→

    ご来場お待ちしています!
    2019.10
    04


    23:12
    Category : 芝居
    僕が講師を務める九州ビジュアルアーツでは、毎年、Team JIYUGAOKAと題し、宗像市立自由が丘中学校のための演劇公演を行っています。
    2年前にもちょうどその記事を書いていました→
    で、今日がその本番。中学生たちが笑って、感動してくれて、無事に終了しました。
    終わりよければすべてよし。
    いやー、ホントに良かった。



    今年は正直、苦戦しました。
    昨年までは俳優・声優学科の希望者をオーディションしてメンバーを選抜していたんですが、今年から俳優学科のイベントになりました。
    つまり俳優学科(2年生)は強制的に全員参加ということになり、そうすると希望者でなくとも参加しなければいけません。
    もちろんみんな舞台は好きですし、出演するのは楽しいんでしょうが、夏休み中から稽古がスタートします。ということはせっかくの休みなのにわざわざ出て来なければいけません。
    そうなると……まあ、なかなか全員揃わないわけですね。気持ちはわかります。僕も学生だったら「夏休みなのになあ……」と思うことでしょう。



    学校で芝居を作るのは、いつも、どのクラスでも苦労します。
    モチベーションもレベルの差もバラバラで一つの「作品」にするのは本当に大変です。ただ公演して発表するだけであれば決まった日時にやればいいだけですから簡単です。でもせっかく観てもらうわけですから、「作品」として一定の水準には達したい。
    昨年までのTeam JIYUGAOKAはそこがラクでした。だってオーディションで選びますから。モチベーションも十分、レベルも高い子が揃うので、出来上がるのは早かった。
    そういう意味で今年は本当に苦労しました。

    が、結果的には僕が作・演出をした3年間の中で一番良いものになったと思います。

    良くも悪くも中学生は教育が行き届いているので、芝居を観る時「きちんと」観てくれます。
    姿勢を正し、真剣に見る。とてもちゃんとしていて素晴らしいなと思う反面、緊張した身体だなとも思います。緊張した身体だと笑ったり泣いたり拍手したり、というアクションがなかなか起こりにくい。
    でも芝居というのはお客さんの心を動かすことを目的に作るわけですから、なんとか彼らを笑わせたり泣かせたりしたいわけですね。しかし、毎年なかなか手ごわい。
    それが今年はたくさん笑ってくれましたし、このTeam JIYUGAOKAは卒業生バンド・Windmillとのコラボ演劇でバンド生演奏があるんですが、ラストの曲では拳を突き上げてくれている男子学生たちもいました。手拍子も多かったですし。
    その姿を客席後ろから見ていてとても嬉しかった。



    Team JIYUGAOKAでは毎年「自分らしく生きる」「自分を大切にする」「他人と比べない」「自分自身を持つ」「自由になる」というようなことをテーマに台本を書いています。
    僕自身が中学生の頃、他人と比べてばかりで自分なんてつまらないヤツだと思い、苦しい時期を過ごしたからです。
    どんな人にだってその人なりの魅力があります。でも、若い頃は特に、自分なんてつまらないと思ってしまいがちです。そして自分で自分に蓋をしてしまう。
    芝居を通じて少しでも蓋を開けることができればいいなと思っていますし、今年は前述のように中学生からのアクションが良かったので、ちょっとはこじ開けられたのかなと思います。


    これから長い人生、壁にぶち当たったり、つまづくこともあると思いますが、少しでも今日観てもらった芝居のセリフや歌詞が彼らを支えるものになれば、これ以上幸せなことはありません。

    ともかく、いい形で終われてよかった。
    終わりよければすべてよし。学生たちにとっても次へ繋がる達成感の大きい舞台になったと思います。
    みんな一歩ずつ成長していければ。
    お疲れさまでした!




    Windmillの曲はこちら






    2017.10
    12


    22:34
    Category : 芝居
    芝居を作っていく時には「ダメ出し」をします。
    役者の演技やスタッフワークなどの改善したいポイントについてダメを出すわけですが、できるだけいいダメ出しをしたいといつも思っています。
    「そこがダメだよ」
    だけだと、何をどう改善すればいいのかわかりません。
    ですから、どうすればいいのかを具体的に表現しているのがいいダメ出しだと、僕は思っています。
    演出家によっては「改善策を考えるのは役者の仕事」と言って、とにかくイメージだけ伝える、後は役者で何とかやれよという方もいて、それはそれで一つの考え方です。どれが正しいというのはありません。
    僕の場合、劇団が未経験者歓迎!というアルバイト募集みたいなスタンスでいるので、ホントにたくさんの未経験者がやってきます。
    なので、そういう人でもわかりやすいようにできるだけ具体的に指示を出すようにしています。
    「そのセリフで一歩、そっちに動いて下さい」
    とか
    「そのセリフのトーンを一つ上げて下さい」
    とか
    「このタイミングで立ちましょう」
    とか、コアな演劇人が見たら「何じゃそりゃ!?」と憤怒しそうな単純な指示ばかりです。細かく段取りを決めるわけですね。
    「芝居は段取りじゃない!段取りに縛られたら死んでしまう!」
    というスタンスの人とは絶対に相容れない作り方をしています。
    こういうのばかりはよくないなあ、と僕も確かに思うのですが、芝居歴が短い人にあまり難しいことを言っても結局は改善しないことが多いのです。
    というわけで、できるだけわかりやすく、具体的にといのをいつも心がけているのですが……
    昨日の稽古でやってしまいました。だめなダメ出しを。
    その日は午前中学校の授業で、セリフを覚えてきてねといったのに覚えていなかった学生へプルプルしながら怒ったので、その余波が劇団の稽古でも続いていたのかもしれません。
    通し終わってダメ出しをしている時に言ってしまいました。
    「そこ、棒読みです」

    ……だから何だってダメ出しですね。

    役者ももちろん棒読みにしてやるぜ!と思って棒読みをしているわけではなく、何らかうまく気持ちを掴めなかったり、流れなかったりするわけで、その原因を共に考え、対策していくことが必要なわけですが、
    「棒読みです」
    と単に事実を述べられても困るわけですね。
    しかも演出家(僕)なんだか怒ってるし。そんなのでプルプルしながら
    「棒読みです」
    と言われても
    「はあ……すみません」
    としか言えないじゃないですか。

    家に帰って反省しました。

    事実を述べるだけなら演出家はいらないです。
    じゃあ、どうするのか。どうすれば棒読みじゃなくなっていくのかを演出するのが演出家の仕事なわけで、感情に任せて「棒読みです」とか言っている場合ではないのです。

    自戒を込めて、ここへ書き記しておこうと思います。

    そんな稽古真っ最中の『だめな大人』大分公演が近づいてきました。

    10/28(土)29(日)@AT HALLです。
    チケットまだ山ほどあります。
    そりゃそうですね。縁もゆかりもない初めての土地です。
    大分のみなさん、是非、劇場へ来てください。
    本番までにはいいダメ出しをちゃんとやって、きちんと芝居作っていきますので。



    2017.10
    06


    23:58
    Category : 芝居
    昨日、本番でした。
    宗像市立自由が丘中学校三年生を前に、卒業生バンドWINDMILLと九州ビジュアルアーツ声優・パフォーマンスアーツ学科から選抜された出演者たち、スタッフも音響学科の在校生というチームでバンド×演劇のコラボ作品を上演しました。

    客席の後ろから見ていた感じでは、すごく集中して見てくれていましたし、観劇後に「CDが欲しい!」と言っているコたちの声も聞こえたので大成功だったのではないかなと思います。つまらなかったらCD欲しいとはならないですものね。
    バンドと物語が上手く溶け合ったからこその反応じゃないかなと思います。

    嬉しかったのは最後の曲中にカーテンコールをやったんですが、出演者たちが手拍子を煽るような演出があったんですね、その時に後ろの方に座っていた女の子たちが「え、これやっていいの?やっていいの?」みたいな感じでアイコンタクトしながら、おそるおそる手拍子をやり出したところです。
    学校行事の一環で、もしかしたら「別に演劇とか見たくないし」とか思っていた子もいたかもしれないのに、最後に一つになれたわけですから。作っている側としてこれほど嬉しいことはないですよね。

    作る側にいると、そっちが当たり前になってしまってお客さんとの距離を測れなくなってしまうことがあります。
    お客さんと一口に言っても色んな人がいるわけで「観たい!」と積極的に観にきてくれた人と、「付き合いで」とか「しょうがなく」とか受け身で観にきてくれた人とがいます。
    そしてHANARO projectで釜山に行った時に思ったのですが、日本人は元々「楽しもう」というより「楽しませてよ」という受け身体質の方が多い。
    この距離を測りまちがえてしまうと、お客さんを置いて行ってしまうことになります。

    積極的に観にきてくれる人は極端に言ってしまえば放っておいても勝手に楽しんでくれるわけで、照準を合わせなければいけないのは受け身の人です。
    その人たちをいかに前のめりにさせるか、そして距離を縮めていくのか。
    グイグイ行けばいいわけでもない。かといって控えめでいればいいわけでもない。
    恋愛と同じですね。
    グイグイ行き過ぎると引かれてしまったり、逆に控えめでずっと踏み込まないでいると平行線のまま終わってしまったり。
    相手の様子を測りながら、ここぞというタイミングを逃さずに踏み込むことが大事なんじゃないかと。

    そういう意味では、こちら側も貴重な経験をさえてもらいました。

    とにもかくにも、無事終わってよかったです。
    なにより楽しかったですしね。

    あ、WINDMILLのCDはこちらから買えるようです。
    http://tower.jp/item/3906257/FACE-TO-WIND
    素敵な曲ばかりなので、聞いてみてください。

    あと、こちらがラストでやってもらった曲。個人的にも好きな曲です。




    さて。
    学校の方はひと段落したので、次は自分の劇団を頑張らねばいけません。
    っていうか、大分公演は今月末ですしね。
    ちょっと焦ってきました。頑張ろう。

    おしまい。